amazon 代引き詐欺の対処法

先日、妻のハルが amazon の代引き詐欺に遭ってしまいました。

日頃から「オレオレ詐欺」や「送り付け詐欺」などには充分注意してねと、高齢の4人の両親に説いていた私たち。

そんな私たち自身がまんまと引っかかってしまいました。

今から思い返すと、日常生活のほんのちょっとしたことが重なったことが原因だったかもしれません。

今回は、amazon さんのありがたい対応で事なきを得るまでの顛末を、amazon 代引き詐欺に引っかかってしまった時の対処法を含めてお伝えしたいと思います。

Table of Contents

覚えのない代引きを支払ってしまった理由

ある日、仕事を終えて自宅に帰ると、ハルが

「ドリム宛になんか amazon から届いたんだけど、直ぐに送ってあげた方がいいかなぁ?」

と言ってきました。

問題の郵便物は、 amazon からの荷物でよく見かけるA4サイズほどの封筒型のパックです。

娘のドリムは、私たち親元を離れて、東京でひとり暮らしをしています。

忙しい仕事の合間、数週間先の帰国直後に引っ越しを予定していました。

友人の方々にも手伝ってもらい、荷造りをすべて終えて海外遠征に出かけて行ったようでした。

「代引きですのでお願いします。」と、amazon からの荷物を届けてくれたのは、若い郵便局員さんだったそうです。

「代引きの荷物が来るなんて、家族の誰からも聞いていないけど…。」と思いながら送り主の欄を見ると amazon としか書いてありません。

「ドリムが出かける前に何か荷物を送ってきた…!?」「忙しくて連絡できなかった…!?」

などと、今すぐに確認を取れないドリムが送ってきたのかもしれないと頭の中で「???…」がめぐっている時に、郵便局員さんのせかすような眼差しを感じて、誰から何を送ってきたかもわからない荷物におよそ8,000円の代金をつい払ってしまったそうです。

もしも、近々にドリムの引越しの話が無ければ、

過去に一度でも同様の詐欺に遭っていたり、身近な人から具体的な詐欺被害などの話を聞いていたら、

郵便局員さんから急かされる!?ことも無ければ、

当然もっと慎重になっていたと思います。

そして、代引きで届けられた荷物に対して受け取り拒否ができることを、残念ながらその時点ではまだ知りませんでした。

「受け取り拒否」と聞くと、

直ぐに送り主に返送されてしまうのでは?

自分が荷物のことを聞いていなかっただけで、受け取らなかったら送り主に迷惑をかけてしまうかもしれない

などと想像し、躊躇してしまいますよね。

代引きの荷物は受け取りを拒否することが可能

このことは郵便局の公式サイトでも案内されている通り、仮に代引きで届いた荷物の受け取りを拒否しても1週間の受取保留という扱いになるだけなので、後から送り主がわかった場合に郵便局に連絡すれば、再度その荷物を届けてもらえます。

覚えのない代引きの荷物が届けられた場合には、一旦、受取拒否(受取保留)をする事で、荷物を送った可能性がある方々に確認を取る時間ができます。

郵便局でも推奨している方法なので、安心して郵便局員さんに伝えましょう。

それでは、クロネコヤマト便で代引き荷物が届いた場合はどうでしょうか。調べてみましたが、郵便局からの場合と同様に受取拒否ができます。

ただし、いずれの場合も、代金を支払ってしまった後で受取拒否をしたいと連絡をしても運送業者に返金を求める事はできません。

心当たりのない代引き荷物が届いた場合には、まずは受取拒否(受取保留)をしたい旨を伝えて受け取らないようにしましょう!

注文時のカード決済やコンビニ払いなど色々な代金の支払い方法がある中で、荷物の届け先で受取人が支払う代引きは、今ではほとんど使われなくなってきているのではないでしょうか。

仮に、届け先に知らせないで送るプレゼントのようなものでも、代引きで受取人に支払わせることなどあり得ません。

夜になって、娘のドリム、息子のパスタに確認しましたが、やはり、何もこちらに送るようなことはしていませんでした。遠く離れた両親や親せきからの荷物だとしたら、代引きで送ってくるはずがありません。この時点で代引き詐欺の確定です。

一応中身を確認しておこうと開封したところ、水着風コスチュームと書かれていました。なんじゃこりゃ!?

代金8,000円ほどをだまし取られてしまったことの悔しさはもちろんですが、高齢の両親に注意していたにもかかわらず自分たちが引っかかってしまったことに、油断して不意に足元をすくわれたようで、何ともやるせない気持ちになりました。

娘ドリムの名前やここの住所などの情報をこの詐欺ヤロウが知っていたことはとても気持ちが悪いですが、今からではどうする事もできません。

人の心の隙間を突くような卑劣な詐欺。

許せません。

騙し取られた代金を取り戻す!

この悔しさをエネルギーに、私アオがハルに代わってだまし取られた代金を取り戻すぞと、勇んで色々と調べまくりました。

今回の代引き詐欺。amazon さん自体が悪いわけではありません。悪いのは、そのサービスを利用して人を騙そうとする詐欺ヤロウ。

郵便局は配送の請負だけなので、やはり頼りは amazon さんだけです。

amazon カスタマーサービスに連絡する

[amazon アプリ]を使ってカスタマーサービスに連絡する場合

私は、スマホの 「amazon アプリ」を使ってカスタマーサービスに連絡しましたので、実際に行った手順をご紹介します。

  1. まずは [スマホの Amazon アプリ]を開いてログインします。
  2. 右下にある[三本ライン]のメニューを押して、ページの一番下にある[カスタマーサービス]を開きます。
  3. [各種サービス]⇒[サイトの不具合]のページを開くと、[カスタマーサービスへ連絡]の記載がありますのでこれを押して開きます。
  4. [電話をリクエストする]の欄にある[今すぐ電話をリクエストする]を押します。
  5. [Amazon.co.jp からお電話いたします]のページが開きますので、[電話番号が必要です]の下の四角窓に連絡を受ける電話番号を記入。[今すぐ電話が欲しい]のボタンを押します。

私の場合、この後すぐに amazon のサポートの方から電話が掛かってきました。

本人確認の後、注文した覚えのない荷物を受け取って代引きで支払ってしまったことと、届いた荷物に記載されている伝票番号を伝えました。

伝えた伝票番号から送りつけてきた詐欺ヤロウの情報は確認できたようで、察し良く、無断で送り付けた詐欺の可能性があるという主旨の返答をもらうことができました。状況が正確に伝わりまずは一安心です。

担当の方が代わって、代金を返金する旨とその方法について、送られてきた荷物は返送不要で処分してかまわない、との説明を受けました。

現金による返金を希望する場合は、振込先の銀行口座の情報を伝えると、数週間後に振り込まれるようです。

私は、そのうちにまた何かを Amazon で注文するであろうこと、その方が即日、手配を進めてくれることから、 Amazon ポイントのギフトカードとして返金額相当のポイントを受け取りました。

amazon カスタマーサービスの方々の電話対応はすばらしく、詐欺にあって心持ちテンションが下がっているところに、親切丁寧に私の話しを聞き、返金への対応を提案してくれました。

残念ながら、送り付けてきた詐欺ヤロウについての情報は開示できないとのことでした。警察への通報も考えましたが、相手がわからない、損害は0、なので止めました。

Amazon さんが今回の詐欺ヤロウから代金を徴収できるのかわかりませんが、結果、速やかなカスタマー対応によってわが家は事なきを得ました。

[Amazon.co.jp 公式サイト]にアクセスして返金を依頼する場合

PC等から[Amazon.co.jp 公式サイト]にアクセスして返金を依頼する場合、カスタマーサービスの連絡先にたどり着くまでの経路が少し異なるようなので、以下にその手順をご紹介します。

  1. まずは [Amazon.co.jp 公式サイト]にアクセスしてログインします。
  2. ページの一番下にあるメニューから[お客様サポート]⇒[その他のお問い合わせ]を開きます。
  3. [各種サービス]⇒[サイトの不具合]のページを開くと、[カスタマーサービスへ連絡]の記載がありますのでこれを押して開きます。
  4. 以下は、[スマホの Amazon アプリ]を使った場合と同じです。

地元の郵便局にも電話を

一件落着した後に、地元の郵便局に電話をしておきました。

それは、ハルが郵便局員さんからせかすような眼差しを感じたと言っていたから。

代引きの支払いをせかされた様に感じたのは、全くの気のせいかもしれません。

ただ、

  • 送りつけ詐欺、代引き詐欺がこんな田舎町にも及んでいる現実を知っておいてもらいたい
  • 郵便局員さんにこの手の詐欺に関する予備知識があれば、覚えのない代引き荷物に受け取り拒否(保留)ができることを教えてくれたかもしれない

と言う思いで、昨日届けられた荷物は代引き詐欺だった事実を伝えたところ、返金を求めてもいないのに話半ばで返金できない旨の話を伝えてきたので、恐らく過去に同じような事例があったのだろうなと感じました。

責めるつもりはありませんが、もしかしたら、機転を利かせて今回の詐欺を未然に防ぐ手立てがあったかもしれないですよ、との思いで局内の情報共有をお願いしました。

世の中、哀しいかな腐った人間がいるものです。お互い気をつけましょうね!

Table of Contents