まだまだ青春60キップの「相棒アイテム」とは …
遠距離通勤:毎日が Short trip
田舎暮らしの私アオは、通勤に片道約2.5時間、往復で約5時間かかります。なんと、一日のおよそ1/5もの時間を費やしていることになります。
そのうち、徒歩や駅のホームで電車を待ったり、乗り換えなどにかかる時間を引いても往復4時間ほどを電車内で過ごしています。(もはや単に乗るというより、過ごすという言えるレベル!?)そのため、購入している通勤定期代がとんでもない金額になっています。(会社が負担してくれるので助かりますが…。)
行きの通勤では2回乗り換えるので、合計3路線。
最初に乗る電車は、運転手さんひとりだけのボックス席ワンマンタイプ。降りる時にはドアの横にあるボタンを押して、自分でドアを開けます。乗降客が少ない路線なので、車内温度をキープするのに一役買ってます。いわゆる田舎の電車ですね。
次は、最新型の通勤電車。加速がとてもスムーズで、座面が比較的浅い硬めのシートも心地良い。全てUVカットガラスの窓でカーテンがないため、日差しが差し込むような時間帯でも開放感が抜群です。次の乗り換えまでは1時間ほどあるので、この時間を利用してこのブログを書いています。
この電車、そんな訳でとても快適ではあるのですが、結構な頻度で遅れたり止まったりするのが難点。特に多いのが「動物支障」による一時的な運転見合わせ。山間を縫うように走る路線なので、猪だったり鹿だったり、線路内に出てきてしまうようで…。
野生の動物なら、「電車が近づく前に音や振動に気づくんじゃないの?」、「逃げる時間だって十分あるんじゃないの?」と思うのですが、どうしてこれほども多いのか。特に春と秋には週一回くらいのペースで、なんてことも。なんとも気の毒なことです。
最後の電車は打って変わって、住宅街を縫うように走ります。隣の家同士、窓から手を出せば握手できるくらいの距離しかない都会の家々。もはや住民と化した猪や猿が、堂々と道路を横断する姿をたまに見かける住まう地域との大きなギャップに、遥々と田舎から出てきたことを実感する毎日です。
まあそんなわけで、私アオにとっては日々長時間を過ごす電車内をいかに快適に過ごすかが、一週間を乗り切る上でとても重要なんです。
自分で選んだ勤め先だから大丈夫と頑張っているけど、毎日往復5時間はかなり大変そう。
毎晩、美味しいお酒のつまみを用意して待ってま~す。
『ノイズキャンセリング + Bluetooth イヤホン』✖︎ 『電車、飛行機』 が最高
以前は有線イヤホンを使っていましたが、音が良いと評価の高いイヤホンを使っても、どんなにうまくケーブルを取りまわしても、ちょっと体を動かしただけでケーブルが服とこすれる音がイヤホン本体に伝わってしまう。良い音を快適に聴く以前の問題として、ケーブルの取り回しに気を使い、それでも消すことのできない不快な雑音がストレスでした。
Bluetooth イヤホンも一応その当時からありましたが、接続機器との相性がどうだとか、有線よりも音質が劣るとか、また別の悩ましい問題がありました。
時と共にテクノロジーが進化するスピードは速く、Bluetooth 通信の品質が向上すると共に、一部のヘッドホンにしかなかったノイズキャンセリング機能が小さいイヤホンにも搭載されるようになりました。
この二つが合体した『ノイズキャンセリング + Bluetooth イヤホン』が、私のこれまでのストレスを大幅に軽減してくれました。
そんな訳で、今回は最近手に入れた『ノイズキャンセリング機能付き Bluetooth イヤホン』をご紹介します。
無線で繋がる Bluetooth イヤホンは快適そのもの
ケーブルの無いイヤホンなんて、耳から外れてどこかに落ちてしまうかもしれないと心配される方がいらっしゃるかもしれません。
メーカーごとに形は様々ですが、イヤーピース(耳の穴に当てる部分)の形は入り組んだ人の耳にフィットするように工夫されていますので、心配するほど簡単には落ちません。恐らくどのメーカーのイヤホンにもこのイヤーピースが数種類付属していると思います。その中のどれを選ぶか、あるいは互換性のある市販のイヤーピースに交換するか。ご自身の耳の形に合った最適なものを見つけることができれば、落として無くしてしまう心配からはきっと解放されると思います。
また、このイヤーピースが耳にフィットした状態でこそ、NC 機能が最大限の力を発揮してくれますので、イヤーピース選びはとても重要です。
ノイズキャンセリングで映画の主人公になる!
NC 機能はその名の通り、イヤホンの外から耳に入ってきてしまう不要な音をイヤホンが打ち消してくれる機能です。メーカーによって性能の差はあれど、NC 機能を ON にすると、今まで意識せずに聞こえていた周囲の環境音が「すぅ~っと」小さくなってくれます。
走りはスムーズでも、やっぱりそれなりに騒音が大きいのが電車です。NC 機能があると耳障りな音を「すぅ~っと」消してくれるので、疲労感を大幅に軽減してくれます。ただ、NC 機能を ON にしたからと言って、聴力検査の時のように無音の環境を作ってくれる訳ではありません。電車内で言えば、不快な「ザー」とか「ボー」などの低めの耳障りな音を軽減してくれますが、天井のスピーカーから聞こえる車掌さんのアナウンスなどは十分聞き取ることができます。
飛行機に乗った時こそ効果は絶大!
電車以上に、常に機内に強く低い風切り音などが響く飛行機内。このような低い風切り音を打ち消すのは NC 機能の得意とするところで、ON にすればものの見事に小さくなって、映画を鑑賞している時などは飛行機に乗っていることを忘れてしまうほどに浸れますよ。(なので、オカルト系の映画はまずいです。フッとゾンビが襲いかかる瞬間に、いい年こいて思わず声が出てしまうので…。)
NC 機能を ON にしたイヤホンをしながら街中を歩いたり(普段は乗り換えなのですが)、広い空港内を闊歩するのも好きです。(安全面には十分な注意が必要ですね。)
周囲の雑踏が遠くなり、そこにちょっといい感じの曲が重なって、まるで映画のワンシーンの中の主人公にでもなったような感覚。こんな風に日常を楽しむのも良いものです。
ここから本題『JPRiDE model i ANC』をご紹介
最近、ハルに強請って新し Bluetooth イヤホン『JPRiDE model i ANC』を手に入れました。
このイヤホン。とてつもなく素晴らしいです。
最大の特徴は、専用のアプリを使って多彩な音作りができること。JPRiDE 公式サイト『JPRiDE model i ANC』でガッツリと自信満々に紹介されていますが、正にその通り。それなのに、お値段は他社と比べてもかなりリーズナブル。
「イヤホンで音作りするってどゆこと?」って感じですよね。
スマホ本体や Spotify などの音楽配信アプリには音色を調整できる「イコライザ」機能がありますが、それがイヤホンに付属しているアプリ『SOUND Make』でできるんです。
しかも、その音作りの効果は絶大で、操作は簡単だけど沼るほどに奥が深い。
iPhone の基本機能にある「イコライザ」や単体のアプリなどとは全く次元が異なる、とても強力で魅力的なアプリ『SOUND Make』。どんなことができるのか、とてもわかりやすく説明されていますので、是非、リンク先メーカー公式サイトで詳細な情報をチェックしてみてください。
このアプリがもしも独立して機能するなら迷うことなく購入したい。このイヤホン本体との組み合わせだからこそなせる技なのでしょうけれど、喉から手が出るほど欲しい~!!! イヤホン内のハードウェアとこのアプリ。今、仕事で進めているギターのオンボードプリアンプで使えたら最高なんだけどなぁ。
私アオは、あらかじめメーカーで用意されているプリセット音色を元に、聴く音楽、ポッドキャストなどに合わせて部分的にカスタマイズした音色をいくつか作ってあります。
Fourplay には、重量感十分な低域にブリッとした輪郭を出す高域を加えた音色が最適。サブウーファーを2台搭載している Tesla Model3 で体感する音に近い、迫力ある音色に調整しています。
Gontiti などの甘く優しいナイロン弦アコースティックギターの音色を楽しむ時は、滑らかで温かみのある艶やかな音色に切り替えて。
スチール弦アコースティックギターや川上ミネのピアノを聴く時は、アコースティック感を出す高域をほんの少しだけ加えて、明るくメリハリのある音色に。
音作りの要になっている付属の『SOUND Make』というアプリ。これはただものではないですよ!
とんでもなく多彩で劇的に音を変えることができる上、アナログ・イコライザーのようなノイズがありません。もしかしたら、今では当たり前のデジタル技術なのかもしれませんが、ある程度年齢が高い人の中には、どこかの音域を上げると「シー」とか「ザー」というノイズも一緒に増えてしまう記憶をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
シェルビング、パラメトリックを切り替えられる10あるフィルターを、周波数、ゲインに加えてQまでも自由に変えることができ、しかもそれらを重ね合わせることまでできるなんて、なんということでしょう。
シェルビングフィルターを重ねるという方法は、私にとっては完全に斬新な発想。当然ながら、減衰させる境界周波数以外の「重なる」帯域は設定ゲインの重なりに応じて増大していきますので、音質が変化するのと同時に音量自体も大きく変化してしまいます。その対策だと思いますが、マスターゲインが+方向は12であるのに対して、-方向はしかりと100まで調整できるようになっていますので、最終的な音量の調整に困ることはありません。
BGM用の極小音量調整も可能に
電車内や歩行時の BGM のながら聞きのために、私はこのマスターゲインを活用しています。
プリセット音色も含め、iPhone では音量をあまり小さくすることができません。ボリューム調整の0と1の間の音量の変化が大きいんです。1よりも小さい音量で聴くことができるように、その間に何段階かの調整幅が欲しい。NC 機能の効果が高いので、極小の音量で十分です。
人の耳はうまくできているもので、「今聞こえている音量に対して」耳の感度を無意識のうちに調整してくれます。
私は、電車内でこのブログを書いたり、ニュース記事を読んだりしていますが、BGM として音楽をかけている時は、気が散らないように聞こえるギリギリくらいにまで音量を小さくしたい。
そんな時のために、『SOUND Make』アプリでマスターゲインをう~んと小さくした BGM 用の音色プリセットを作ってあります。これによって、音量の可変幅を何段階にも増やすなんてことができます。
イヤホンで音楽やニュースを聴いている時に、試しに今の音量から1段階か2段階小さくしてみてください。小さくした直後は音が小さくなって少し聞きづらいように感じますが、段々と十分なくらいに聞こえるようになってきて、しばらくすると変更前と変わらないくらいの感覚で聞き取れるようになります。
また、人の耳は聞く音量の違いによって、高い音、低い音に対する耳の聞こえ方のバランス、感度が変わります。
あるプリセット音色のまま音量を小さくしていくと、低い方の音が少し物足りなくなってくる時があります。そんな時は、その音量で聴く好みの音楽に合った低音域を少し加えるように『SOUND Make』で音色自体を再調整します。これを新しいプリセットとして保存しておけば、いつでも自分の好みの音楽を、その環境、音量に合った音色で楽しむことができますよ。
iPhone 用のアプリには多彩なイコライザー機能を持ったものもありますが、Spotify や Amazon Music のような音楽配信サブスクのサービスには対応していないことも多いようです。
その点、このアプリはイヤホンと完全連動しているので、『JPRiDE model i ANC』と一緒にいつでも使えます。
『JPRiDE model i ANC』と『SOUND Make』の最強タッグ
この『JPRiDE model i ANC』と『SOUND Make』アプリの組み合わせは、強力な NC 機能に加えて、自分の好みに音色を多彩にアレンジ可能で、しかもその音色をプリセットに加えることができる、私の欲しかった機能を全て備えてくれている最強のイヤホンです。興味がある方はぜひともお試しあれ!
iPhone の「設定/ミュージック/オーディオ/イコライザ」で評価の高い「Late Night」などにイコライザをセットしてあっても、この『JPRiDE model i ANC』をつなげた時にはキャンセルされて、『SOUND Make』で選択されている音色が適用されるようです。
2重に音色の変更がかかってしまう心配はありませんので、他のイヤホン用にイコライザをセットしている方は、『JPRiDE model i ANC』をつなげた後に『SOUND Make』でそのまま音作りができます。